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人事担当者もサラリーマン、打ち解けて離せば好感度は上がる
あなたにとって面接官は、合否を左右する絶対者的な存在。
しかし面接官もあなたと同じ、「企業で働くひとりのサラリーマン」であることに変わりはありません。それを知っておくことで、面接での会話をスムーズに進めることができますよ。
面接官を観察しよう
転職の面接という場は、あなたが選別される場であるのと同時に、あなたが会社を見極める場でもあります。緊張しているかとは思いますが、面接官を観察してみることをおすすめします。
まず「友好的なタイプ」か「ネガティブ発言をするタイプ」かを見ます。そして次にジャッジしたいのは「人事のベテランか」「そうではないか」です。
中には人事に興味はないが経験として面接官をさせられている、という人もいます。そして面接官が複数いる場合は、「友好的ではあるが」「ベテランではない」人には要注意。何故なら決定権が無い場合があるからです。
それよりは「ネガティブ発言」をするが冷静にあなたを見てくれる人事のプロを見抜き、きちんと自己アピールをすることが大切。もちろん圧迫面接などは論外ですが、例え厳しい質問が飛び出してきたとしてもあなたの軸さえブレていなければ、人事のプロは正しい判断を下してくれるでしょう。
打ち解けた話をするチャンスはやって来る
そのようにして面接官のタイプと攻略すべき人を見抜けたら、あとは面接の中で相手の気持ちにスルッと入り込むチャンスを狙います。
相手もサラリーマンです。「毎日面接ばかりで飽きてきた」「今年こそいい人材を取りたい」「休憩が取れなかったからイライラしている」「時間が押しているので焦っている」など、いろいろな気分に支配されています。
ふとした瞬間があれば、相手の心の隙間に入り込む質問などをしてみましょう。「遅い時間までありがとうございました。もしかしてこれからまだ面接があるのですか?」と聞いて「あなたに話す必要は無い」と言われるか、「実は今日はまだ2人来るんですよ。意外と応募が多くてね」などと裏話をポロッと出してくるかは賭けではありますが…チャンスがあれば話してみる価値はあります。
気を付けたいのは、いくら相手が友好的であっても面接の初めのアイスブレイクの時間には雑談はしないこと。この時間はあくまでも、企業側に主導権があります。お互いに相手のことを探り合う時間でもありますので、会話のチャンスは面接の後半で狙いましょう。
まとめ
人間の印象は、データや学歴・経歴とは違う領域で決められます。ちょっとした会話であなたの人間味やいい部分をサッとアピールできたら、印象がぐっと良くなることでしょう。
まずは相手を観察し心を掴んで帰ることができたら、内定の可能性が高くなりますよ。
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